面取りについて
面取り、バリ取り・・・これは機械加工における永遠のテーマ。機械加工などの後には必ずバリが発生し、その処理はワークの性能、品質だけでなく現場の作業における安全性に至るまで大きく影響します。面取り、バリ取りの精度が製品の品質を左右するといっても過言ではありません。
近年は製品の高機能、高品質さらには軽量、精密が強く求められるようになり、それを構成するワークも複雑で小さく、高精度化しています。その中での面取り、バリ取りの処理は生産現場において以前にも増した大きな課題となっています。
どのような機械加工においても面取り、バリ取りは当然のこととして行われます。それはお金の取れない作業です。長年、手作業の人海戦術に頼ってきた生産現場が多いのではないでしょうか。しかし、それは高品質、高精度化への足かせとなり、さらには生産コストの低減を図らなければなりません。そのさまざまな選択肢の中のひとつとして面取り機、バリ取り機が脚光を浴びています。面取り機、バリ取り機に求められる条件。それは低コスト、高品質、高精度はもちろんのこと、「現場に役立つこと」が求められているのではないでしょうか。加工作業の効率、安全だけでなく、さまざまなワークに対応し、段取り換えも容易な面取り機、バリ取り機が求められています。
面取りをどうするか、バリ取りをどうするか。品質を左右する仕上げ技術として、これからの加工技術の鍵を握っています。/p>